4月から電気通信大学の夜間部、先端工学基礎課程コース似通うことになりました。社会人と学生二足のわらじということになります。入学に至った経緯を書いていきます。
なぜ電気通信大学に行こうと思ったか
まずひとつはコンピューターサイエンスの学位が欲しかったからです。
現在日本のほとんどの会社でコンピューターサイエンスの学位相当のものがなくてもソフトウェア開発の仕事に就くことができ、実際に私も開発者として仕事をしています。一方で国外に目を向けてみると学位は必須とされていることが多いようです。
例えばGoogleの求人だとEngineerの募集では
Bachelor’s degree in Computer Science, Math, related technical field or equivalent practical experience.
が必須の条件であることが多く一応同等の経験があれば可とは書かれてはいますが同等の経験をしたと業務内容から証明するのはほとんどの場合難しそうです。少なくとも自分には現状その手立てがないです。
私は国外の経験がないのではっきりと名言できませんが、Science, Technology, Engineering and Mathematics(STEM)のいずれかの学位を持っており関係する仕事についていることはとても尊敬されることだと聞いています。
すぐに国外で働きたいという気持ちはないですが、今後自分の活躍できる場所の選択肢を増やすという意味合いでコンピューターサイエンスの学位を取るということはとても良い選択だと考えています。
ふたつめに専門性を身に着けたいというのがあります。
私がいままで見てきたほとんどのソフトウェアエンジニアは大学での研究を通してある分野に特化した知識を持っていました。例えばセキュリティの専門家であったり、機械学習の専門家であったりです。ひとことでソフトウェア開発の仕事をするにしても様々な専門家が関わってきます。そのような専門家たちと関わっていくなかで、自分がどの方向を目指したいのかを決めかねていました。
自分がどういった技術者になりたいかを決められないというのは、言い換えればコンピューターサイエンスの基礎知識が不足しているのではないかと言う結論にいたり(基礎知識が身についていない状態で応用的なことはできないですよね)、コンピューターサイエンスの基礎知識をつけることと専門性を身につけるには大学のカリキュラムに従うことが一番効率的だと考えました。
なぜ電気通信大学に決めたか
一番大きいのは学費です。HPを参照すると夜間部の入学料141,000円、授業料267,900円とかなり安いように思えます。(なお実際に払ったときはとても痛かったです。)
また必要な条件として夜間部があることです。私は現在一人で生計を立てていて援助してくれる人物もいない上、貯金もないので仕事を続けながら通う必要があります。また仕事を続けるという意味で通える場所は都内近辺に限られてきます。
これらのことを考えて電気通信大学を受験することに決めました。
受験までやったこと
受験すると決めて詳細を調べていくうちにどうやら入学試験があるということがわかります。内容は数学、物理、化学、英語の問題を解くことと面接でした。私は高校で物理、化学を選択していなかったので26歳にしてこれらの参考書を1から始めることになりました。数学に関しても数ⅢC(現在は数Ⅲ)は履修していなかったので勉強する必要がありました。
それから試験日まで一年間ほぼ毎日業務後に数学、物理の勉強をしていました。しかし8時間の労働の後で効率よくこなすというには私にはとても難しく試験日までに数学に関してはⅠAⅡBを一通り思い出しながらやることとⅢを一通り見通すことと物理は力学を学ぶくらいのことしかできませんでした。さらに一ヶ月前の過去問をとき始めるまで物理と化学は選択でどちらかだけでいいと勝手に思い込んでいたため化学の勉強は一ヶ月しかできませんでした。(過去問とき始めるのも遅いうえに単純に馬鹿)
このように完全に準備不足だと感じていたため今年は記念受験になりそうだなと感じていました。努力はしているが成果がでないという状況が続きかなり辛かったです。
一方でこの調子でもう一年続けることができれば、電気通信大学の夜間の問題は比較的難度が易しいものが多いと感じていたため、各分野の基本をおさえることができれば確実に合格できるとも思っていました。
受験当日
1日目が筆記、2日目が面接でした。調布のホテルをおさえて試験に向かいました。GoToキャンペーンが使えてとてもお得でした。あとジャケットを用意してとりあえずちゃんとしてそうな格好で行きました。
私は一日目の筆記の手応えが非常によくなかったため試験が終わってすぐにやけ酒をしました。悔しくて泣きそうでした。来年はもっと勉強して確実に合格するぞと決意をあらたにしました。
2日目の面接は志望理由や仕事のことや実際に通えるかどうかを聞かれました。とくに珍しい質問とかはありませんでした。
合格しました。
合格、引っ越し、事前課題
私は完全に落ちたつもりでいたので来年のために勉強を続けていました。偉い。
そして合格発表からはとても忙しなく日々が過ぎていきました。調布に引っ越し、応用情報を受けるつもりで勉強などをしていてあっという間でした。2月は狂ったようにスマブラをしていました。スマブラ楽しい。
なお事前課題というものが配布され、現在終わんねえなこれと思いながらやっています。応用情報の勉強できなくて困ったなという感じです。4月から授業が始まり、これまで以上に忙しい日々になると思うとかなり不安です。それ以上に楽しみでもあります。幸い私の周りにはコンピューターサイエンスの学位を持っている人が多いので授業がわからないとなると泣きつくことができそうです。
4年間がんばります。
突然すいません私も現在電気通信大学夜間を目指しているのですが当日の点数は何割くらいだったのでしょうか?差し支えなければ教えて頂きたいです
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点数は公表されてないのでわかりませんが物理、化学は5割あるかわからないくらいで数学はそれよりは高いだろうが6割届かない程度、英語は自信あるわけではないですがとくに分からない問題はなかったはずです。
随分前のことなのであやふやで申し訳ありません。どちらかというと面接が重視されたように感じます。
現在の感想では数学、化学、物理は8割くらいはとれないと入ってからとても苦労すると思います。
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